Holistic Canine Therapist

 Xiang Sui [香穂]

JPMA認定 ペットマッサージセラピスト
JPMA認定 ペット東洋医学アドバイザー
JMAA認定 メディカルアロマアドバイザー
GIAAT認定 動物刮痧養生士
GIA認定 中医学アドバイザー
動物専門学校 非常勤講師

My History

海外移住 

小さい頃から海外のテレビドラマ(当時のお気に入りは「フルハウス」と「ビバリーヒルズ高校&青春白書」♪)や映画(裁判ものかミュージカルが一番!!)が大好きで、英語の勉強とクリスマスにサーフィンをしているサンタクロースに会うため、大学卒業後オーストラリア、シドニーに留学。ただの英語の勉強ではもの足りず、『エンタメ好きを活かした英語の習得をしたい』と地元の劇団に参加。気が付けば、現地の舞台やTVCMのお仕事をもらえるように。芝居をすることが楽しくてしょうがない日々を過ごす。

Chewyとの出会い

そんな生活を5年ほど送る中、当時のシェアメイトに誕生日プレゼントに「ペットショップで、小型の男の子で短毛の犬がいたら買ってあげるね」と言われ、当時犬嫌いだった私は「そんな偶然あるはずない」とノリでペットショップに行ってしまう。そしてそこで、運命の出会いを果たす。そう、Chewyとの出会い。
犬嫌いだった私に”犬をどうやって飼うのか”という知識があるはずも無く、そこからは必死で育犬本を読みあさり、パピースクールに参加し、獣医さんやドッグトレーナーさんから学び、Chewyと向き合う毎日を過ごす。

 Bellとの出会い

「Chewy一人でお留守番はかわいそうだし、Chewyから学んだことを応用すればしつけも余裕でしょ☆」と甘い考えを持って、シドニー中のペットショップを訪ね歩いて出会ったBell。穏やかで優しい兄Chewyに反して、おてんばで内弁慶な妹気質。たった6キロの体で、外で出会う犬には容赦なく吠えまくり、大型犬に襲われ生死を彷徨う大怪我をすることも多々。そう、Bellは身を持って私に命を預かっていると言うことを教えてくれた。

犬との生活 - 海外編

この二人との出会いから、その子その子にきちんと向き合っていかなければいけない事を学び、そして私の人生は『犬だらけ』に変わっていった。芝居をすることよりも、二人との生活が楽しいと思うようになっていた。
「自分の子の身の回りの世話は全部自分でしたい」と思い始め、現地のトリミングスクールの門を叩いた。そしてスクール修了後、平日は会社勤め、週末はトリミングサロンでアルバイトとして雇ってもらい、とにかく多くの犬と関るようになった。今思えば、この頃からどんな犬でも大好きになり、犬に囲まれた生活・仕事をしたいと強く思うようになっていたと思う。そして時間がある限りChewyとBellとお出掛けをする毎日を送っていた。

犬との生活 - 日本編

ChewyとBellが3歳を過ぎた頃、日本に帰国した。飛行機で連れて帰ってくることに反対する人もいたが、「置いてくる」という選択肢は私の中には存在しなかった。頭をよぎることすら無かった。二人とも幸い何事も無く日本に到着し、日本への生活にもスムーズに慣れてくれた。「ノーリード」で遊ばせることが多かったシドニー生活を考えると、日本の散歩環境に少しの窮屈さは感じていたかもしれないが、美味しいおやつがある生活の方が勝ったようだ。

そして仕事は、大阪にある某テーマパークで働き始めた。過去の芝居の経験がこんなところで役に立つとは考えても無かった。

Bellとの別れ

Bellは小さい頃から胃腸が弱かった。胃の気持ちが悪い時は床を舐め続け、最後には吐くことで自分を落ち着けていた。それを知っていても、私はBellを撫でて抱っこをしてあげる以外、どうしていいか分からなかった。そして、ある時会社から帰宅すると明らかに調子が悪いBellがいた。病院で「整腸剤」を処方され、それで良くなると思っていた。でもその二日後、Bellは「腸閉塞」で6歳で虹の橋に向かった。「助けて」って訴えていた目を今でも覚えている。「残されたChewyには同じ苦しみを与えてはいけない」と心に誓った日だ。

CACIOとの出会い

「自分がChewyの為に出来ることはもっと何かあるんじゃないか?」

Bellとお別れをしてから探していたこの問いに答えをくれたのが、「CACIOのペットマッサージ」だった。他の人に頼らない「飼い主だから出来るケア」は私が求めていたものだった。そこからはペットのための「アロマテラピー」「刮痧」「薬膳」「中医学」を夢中で学んだ。
シニアという年齢を十分に超えてしまったChewyが、若い時よりも長い時間の散歩を毎日こなし、まだ歩きたいと訴えてくる。実体験として、日々の飼い主としてのケアが功を奏したとしか考えられない。

私と似た体験をした方、考え方が似ている方はたくさんいると思う。
そういう方々に、私の経験や知識を伝えることで「笑顔になってくれること」が楽しい。
その横で気持ちよい顔をしている犬の顔が見られることはもっと楽しい。
だから、これからももっともっと伝え続けていきたい。Bellもきっと笑顔で応援してくれている。